診療部

診療は、入口(外来)、病棟、出口(リハビリテーション・デイケア・外来)と有機的につながっています。当院に訪れて頂く患者さまの入口診療を大事にすることが、そこから続く病棟や出口の診療を有意義にすると考えています。全体が充実し良き診療になるように、医師(精神科医、内科医、皮膚科医、歯科医)が配置され、公認心理師、作業療法士、精神保健福祉士、検査技師、薬剤師、看護師らがその職業の専門性を活かし、患者さまの支援をさせて頂いています。
院長/門司 晃
副院長/石川 和弘 、 横田 謙治郎
医局
・常勤医総数:10名(精神保健指定医7名)
・非常勤医師:(精神科、内科、皮膚科、歯科)
・対応疾患:統合失調症、うつ病、双極性感情障害、神経症、摂食障害、知的障害、発達障害、
てんかん、認知症 など
看護部
委員会活動
看護部の委員会活動は、患者さまの安全と安楽の確保を第一優先とした、看護の質の向上を目的に行われています。当院におけるその取り組みは古く、以前は業務委員会や手順委員会と呼ばれていたものが、現代の看護に求められるものに応じてその名称と役割を変革、細分化して受け継いでいます。
医療と看護を求める人々の意識が変わりつつあることを看護の現場にいる私たちも実感し、私たちの意識も変容してきていると感じます。
世の中の状況の変化に応じ、質の高い看護の提供を保証することが看護部委員会の役割です。
ラダーシステム
看護部の院内研修システムとして、教育委員会主体の院内研修会は以前よりありましたが、新人・中堅・熟練者の各ニーズに沿った研修プログラムが存在しませんでした。看護師が自ら学ぼうと思っても家庭の事情等で院外の研修にはなかなか参加できない、自分に不足している知識が何か分からないなどといったスタッフのためにも院内の教育システムの再整備は必要でした。
ラダーシステムの整備は、看護スタッフが自己の現状を把握した上で、自らのレベルアップのために院内研修テーマを選べることを目的にしています。このシステムにより、受け身ではなく自らの必要に応じて研修を選び、ラダーシステムの運営側もスタッフの各ニーズに応じた適切な研修テーマを選定しやすくなっています。
プリセプターシップ制度
20年以上前から取り入れているOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)制度です。原則として、新卒者や精神科臨床が初めての看護職者を対象としていますが、精神科臨床を長く離れていた看護職者も制度活用を希望することが出来ます。経験豊かなプリセプターが親身に業務面や心理面をサポートすることで、スムーズに精神科臨床看護を習熟することが出来ます。
外部看護教育機関との連携
若久病院看護部は、精神科看護臨地実習の受け入れ病院としての役割もあります。福岡市医師会看護専門学校の実習受け入れは、実に50年を越えました。衛生看護科の実習受け入れも10年以上続けてきました。2022年からは第一薬科大学看護学部の実習を受け入れることが決まっています。
また、福岡市内のいくつかの看護学校には、精神看護学の非常勤講師の派遣も長年にわたって行っています。当院の看護師は、実習指導者や非常勤講師として、精神科看護の教育者役割を担うことができます。
薬剤科

当院は、院外処方が100%であるため、主に入院患者さまの処方箋の調剤を行っております。医師が処方する処方箋をもとに、処方が適切であるか、年齢、性別、用法、用量、腎機能、併用薬などを確認しています。必要があれば医師に問い合わせを行います。入院患者さまのベッドサイドに赴き、服用しているお薬の効果や副作用のチェックを行っております。
患者さまの状態について、実際にお話しすることで薬剤師の視点からフォローしております。
臨床検査科

臨床検査技師により患者さまの病気の診断や治療効果の判定に役立つ情報を提供するために臨床検査を行っています。
臨床検査は大きく2つに分けられます
・生理検査
心電図、脳波、エコー等を行う検査で、患者さまと直接関わり検査を行います。専用の検査機器を用いて身体から直接的に得られる電気信号や身体の構造などの情報を波形や写真に記録して解析を行っています
・検体検査
患者さまから得られた検体(血液、尿、痰、便など)を用いて行う検査です。これらの検査は患者さまと直接関わる事はありませんが、専門性を生かし正確な検査データを提供しています。
誰もが安全に安心に検査が受けられるよう患者さま主体の医療を目指します。
作業療法科

作業療法士が各病棟の特色に合わせた週間プログラムを立案し、心身のリハビリテーションを行います。
病気や障害により「生活のしづらさ」を抱える方々に対し、興味や楽しさを感じて頂ける様な活動を通し「自分らしさ」を発揮できる場の提供を目指しています。

「体力を回復したい」「生活リズムを整えたい」「病気とうまく付き合いたい」「楽しみを見つけて気晴らしをしたい」「自信をつけたい」「人とうまく付き合えるようになりたい」等、参加目的は様々です。
例)軽スポーツ ゲーム 体操・ヨガ 料理 音楽
社会生活技能訓練(SST) 心理教育 創作・手工芸 など
臨床心理科

公認心理師(臨床心理士)が医師の指示のもと心理検査と心理療法を行っています。
【心理カウンセリング】
人はひとりで悩んだり問題を抱え込んでいるときには、いきづまって苦しく、解決や改善の糸口をつかみにくいものです。そんなときにカウンセラーとの対話をとおして”わたし”が今どのように感じていて、どうなりたいのか、どちらの方向に進みたがっているのか、今ここでの自分をながめたしかめると、ひとりで考えていたときには浮かばなかった新鮮なアイデア、視点が生まれやすくなります。すると人間は少しだけゆとりを回復して元気になり、事態が動き出しやすくなります。心理カウンセリングとはそのような対話の場です。
心理カウンセリングは当院の心理師(公認心理師・臨床心理士)が担当いたします。ご希望の方は主治医にご相談ください。主治医が必要と判断した場合、ご予約の日時を決めます。当日は診察と心理カウンセリングを終えた後、保険診療費に加えて予約料(選定療養費2,750円)を会計窓口でお支払いいただきます。ただし生活保護法による医療扶助対象の方は徴収の対象外となります。ご予約をキャンセルされる場合、キャンセル料はございませんが早めにご連絡ください。
【心理検査】
主治医の指示を受けて発達および知能検査、パーソナリティ検査、認知機能検査等を行います。保険が適用されます。
【その他】
なお上記とは別に、自費での心理カウンセリング・心理検査(WISC-V、田中ビネーVIなど)も行っております。この場合は医師の診察をうけていただく必要はありませんが、他院にて治療中の方は主治医にご相談のうえ紹介状をご持参ください。お問い合わせ、ご予約はお電話にて承ります。
<料金>
心理カウンセリング(自費)
初回面接(約1時間)5,500円、2回目以降50分5,500円、30分3,300円
心理検査(自費)
面接料3,300円(発達歴・生活歴の聴取)
検査料7,700円(文書料、結果の説明を含む)
結果の郵送をご希望の場合は430円が別途必要です。
訪問看護ステーションわかひさ
訪問看護ステーションわかひさでは、利用者様とそのご家族が主体性を持って問題解決していくプロセスを大切に思っています。
健康面や生活面等での困りごと、自宅で安心して暮らしたい、社会復帰に向けて頑張りたい等それぞれの思いを尊重し、利用者様が本来持っている力を見いだせるようにサポートします。
利用者様、ご家族、訪問看護、そして各連携機関をひとつのチームとして継ぎ目のない支援を目指します。
サービス内容
看護師が利用者様のご自宅やグループホームへ訪問し、以下の内容のサービスを行います。
・病状の観察…必要時又は希望時、クライシスプランの作成を一緒に行います(※)
・服薬管理の援助
・生活上の困りごとに関する支援
・社会資源の情報提供
・主治医、関係機関との連絡・調整
・家族支援
※クライシスプランとは、利用者様の暮らしにおける効果的なセルフケアと、周囲の関係者の円滑な支援介入の持続的な 実現を目的にするシートのことです。
・重要事項説明書はこちらからご確認いただけます。
ご利用までの流れ
⑴若久病院受診の方は主治医や医療スタッフへご相談下さい。
他医療機関へ通院中で当ステーションをご検討の方は当ステーションまでお問合せ下さい。
⑵直接お会いして契約、訪問日程や時間の調整を行います。
⑶主治医が訪問看護指示書を作成します。
⑷スタッフがご自宅にお伺いしてご利用が開始となります。
事業所について
営業時間: 月曜日~土曜日 8:30~17:00
提供時間: 9:00~16:00
休 日: 日祝日(8/13~15・12/29~1/3)
※ 当事業所はご利用者様に対して24時間サポート体制をとっています。
<訪問エリア>
福岡市(南区・中央区・博多区・城南区・早良区)・春日市・那珂川市
※ 当事業所から5㎞以上離れているご利用者様からは交通費として1回につき200円を頂いております。
<利用料金>
加入している医療保険に従った金額になります。
自立支援医療制度をお持ちの方は1割負担になります。
生活保護の方は自己負担がありません。
<お問い合わせ>
〒815-0042 福岡市南区若久5-5-3
TEL (092) 553-7377
FAX (092) 555-2229
e-mail v-nursing@wakahisa.or.jp
管理者:石田 茂祐
精神科デイケア・ショートケア
デイケア
デイケアとは、様々な活動や体験を通して自分らしい生活を送るためのリハビリテーションです。
【こんな方はデイケアにどうぞ】
・家に閉じこもりがちで、なかなか外に出かけられない
・また病気が悪くなるのではと心配
・普段の生活をもっと充実させたい
・人とのつきあいが上手くなりたい
・悩みを話し合える友達が欲しい
・安心して過ごせる居場所が欲しい
・働くにはいまひとつ自信がない
どなたでも自由に見学できるオープンデイケアを下記日時で実施します。
参加希望の方は開始時刻に外来待合室へお越しください。
スタッフがお迎えに参ります。
| 日 付 | 時 間 |
| 令和8年1月9日(金) | 10:00~11:30 |
| 令和8年2月2日(月) | 10:00~11:30 |
| 令和8年3月5日(木) | 10:00~11:30 |
| 令和8年4月1日(水) | 13:30~15:00 |
詳細は092-551-2231デイケアスタッフへお尋ねください。
【開所日】 月曜日~金曜日および第2・第4土曜日(祝日はお休みです)
【時間】 9:30~15:30(半日の利用もできます)
【場所】 デイケア棟(北館3階)
【スタッフ】 医師、作業療法士、看護師、公認心理師、精神保健福祉士
【費用】 各種保険適応
自立支援医療制度対象
活動によっては実費を頂きます
ショート・ケア
ショートケアは半日参加のプログラムです。
| 月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | |
| 午前 | ・個人創作 書道 | ・外来料理教室 | ・メディカルヨガ ・いきいき体操 | ||
| 午後 | ・SST (社会生活技能訓練) | ・いきいき体操 | ・個人創作 |
・SST(社会生活技能訓練)…認知行動療法に基づいたリハビリテーション。会話の練習やストレス対処・問題解決などのスキルを身につけていきます。※月PM
・個人創作…各自で課題(作品)を決め、自分のペースで取り組む時間です。火曜日午前は書道の講師が在籍しています。※火AM・木PM
・外来料理教室…その日の参加者でメニューを決め、昼食を作って食べます。料理の練習、レパートリーも増やせます。※木AM
・いきいき体操…楽しくおしゃべりしながら健康作り。ストレッチ体操、コグニサイズや脳トレを行っています。※火PM・金AM
・メディカルヨガ…安全・安心に取り組めるヨガです。呼吸や姿勢を意識しながらゆっくりヨガやマッサージを行います。心身の緊張をほぐし、血行・循環を促し、リラクゼーションを図ります。※金AM
ご家族の方へ
ご家族の方とともに援助していけるよう、定期的に家族会を開催しております。また、お困りごとがございましたらいつでもご相談ください。
グループホーム(若久荘・平井アパート)

令和8年3月31日をもってグループホームは閉鎖します。
グループホームは、精神科の病気を抱えた方が地域において、共同生活を営むための施設です。
そこでの生活を通し、それぞれが自立した生活を実現していくことを目的とします。
お部屋:2階建てアパートで全室個室(若久荘9部屋・平井アパート5部屋)
費用:家賃(30,000円~31,800円 非課税世帯には家賃の一部給付制度あり )
共益費2,000円、その他 町会費・光熱水費などは自己負担
生活支援:サービス管理責任者と世話人を中心に生活全般の支援を行います。
入居対象者: ⑴通院治療を継続して受け、一定程度の自活能力があること
⑵自立生活していくには不安で自信がない方
⑶日常生活を維持するに足りる収入があること
入居の相談:若久病院サービス管理責任者








